血液中のフィロキノン(ビタミンK1 )レベルが高いと、高齢者の言語エピソード記憶を向上させるとのモントリオール大学の研究者によって行われた研究です。
2013年12月号、the journal Neurobiology of Aging の紹介です。
この研究は、70歳から85歳の認知機能障害のない320人のデータを使用しています。
2003年から2005年まで、1793人の男性と女性をリクルートし、the Quebec Longitudinal Study on Nutrition and Successful Aging (NuAge)と名づけた研究から抽出したものです。
フォローアップインタビューを3年間に渡り毎年行いました。
ビタミンKは納豆に多く含まれています |
この治験者は、2006年から2008年の間に認知機能のチェックを受けており、この期間に採取した血液サンプルは、フィロキノンとその他の栄養素についてついて分析しました。
3つの即時自由再起試験と20分後の自由再起試験を実施しました。
その結果、高いビタミンKレベルと口頭エピソード記憶との間に相関関係があることが発見されました。
エピソード記憶とは、時空の出来事の中にあるイベントの記憶のことです
この研究は、ビタミンKを減らした食事を動物に与えた結果、空間学習能力が低化した実験とコラボレートしています。
脳の老化おけるビタミンKの新たな役割に関する重要な発見です。
ビタミンKは高齢者が健康的な認知機能を維持するための栄養素としてもっと強調されるべきです。
ビタミンKは、抹茶、カットワカメ、ひき割り納豆、パセリ等に沢山ふくまれています。
ラクトバチルスGGは世界中で最も研究論文の多い乳酸菌です |