最先端のSAMeの研究者であるコロンビア大学のリチャード・ブラウン博士のロングインタビューです。
SAMeは日本語では、サミーとかサムイーと読みます。SAMeはすべての生きている細胞に見られる天然の化合物です。長年医学界では大きく見過ごされてきましたが、SAMeの生成は、細胞における代謝に不可欠であり、治療成分の中心として深く関係しています。
Q:どんな人がSAMeを摂るべきでしょうか
A:リチャード・ブラウン:
一言で言えば、軽度のうつ病、肝臓障害、軽度から中等度の関節炎の人々には、非常に効果的です。
うつ病の場合、SAMeは約70%の人に有効です。
それは少なくとも他の抗うつ薬と同等かそれ以上の可能性を持っています。
アルコールの乱用によって引き起こされているような肝疾患をお持ちの方は、間違いなくSAMeを飲むと恩恵を受けることができます。
いくつかの非常によく行われた研究は、SAMeが肝障害の治療に非常に効果的であることを発見しました。
実際には、本当に肝機能障害を治療するための唯一の良い製品です。
関節炎患者のためには、多くの研究では、痛みの緩和でそれが非常に効果的であることを発見しました。
より高い用量では、関節の損傷を修復するために非常に良いと考えられます。
その有効性のために、ヨーロッパでは関節炎の治療薬として使用されており、実際には、ドイツのオリンピックプログラムの本部では、関節炎の進行を防止するために、選手がSAMeを飲むことを標準的な方針としています。
Q:関節炎を持つ人はどのくらいSAMeを取るべきでしょうか?あるいはうつ病のためにはどうですか?
A:リチャード・ブラウン:
関節炎の軽度から中等度の人には、私は一日に600mgから800 mg の服用を勧めています。
この用量で、患者は、非ステロイド性抗炎症薬と同じような痛みを和らげる結果が出ています。
SAMeは軟骨を再生しますが、非ステロイド性抗炎症薬は、再生をしません。
重篤な関節の損傷などの患者は、標準的に一日に1200 mg の高用量を必要としています。
つ病の場合、非常に用量の範囲が広いと思います。
症状のレベルによって大きな差異があります。
軽度から中等度のうつ病患者に対する開始用量は、一日に400 mgです。
重度のうつ病の例については、投与量は、最大1600 mg /日まで増量します。
適切な投与量を確立する前に、うつ病のレベルを評価する必要があります。
私の本である「Stop Depression Now」の中に、うつ病の重症度を判断するのに役立つ自己評価テストがあります。
Q:どのくらいの期間飲むと効果がありますか?
A:ブラウン:
典型的なうつ病の場合、結果がでるまで約2週間かかります。
従来の三環系抗うつ薬では大体3週間から4週間かかるので、それより早く結果が出ると思います。
もちろん、結果が出るまでもっと時間がかかる人がいるのも事実です。人により個人差があります。
又。SAMeと三環系抗うつ薬を併用する方が良い場合があります。
その場合は半分の量で良いでしょう。
関節炎の場合は、従来の治療薬よりも若干時間がかかります。おおむね3週間から4週間です。
しかし、軟骨を再生させることは薬ではできません。
Q:摂取に伴う副作用はありますか?
A:ブラウン:
すべての薬はリスクを持っています。しかし、SAMeが他の薬に比べ副作用が少ないことを示した多くの研究があります。
実際SMAeを飲み始めて、一部のユーザーは、軽度の頭痛を経験しています。
しかしそれらは通常、最初の一週間か二週間後に消えています。
SAMeを飲むとエネルギッシュになるので、一部のユーザーは、最小限の不眠症にかかる場合もあります。
これも、通常は一週間程度で消えます。
SAMeは、脳のエネルギーをピークにして、生産性を上げるために朝飲むべきです。夜は飲むべきではありません。
SAMeを飲んだ場合でも、一般的な医薬品の副作用である体重の増加、不安の発作、胃腸障害は見られないでしょう。
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