アメリカでは、マルチビタミン・ミネラルのサプリメントは人気があります。食事だけでは不足するビタミンやミネラルを補うことはできるのですが、効果は不確実です。
マルチビタミンの摂取で、特定の集団におけるガンのいくつかの種類の発生率の低下と関連付けられているという証拠はあります。
例えば、 50歳以上の男性医師の主な研究では、プラセボを服用した男性に比べて適度な量のマルチビタミンを毎日飲んだグループの、がんの発生率が8%低かったのです。
しかし、約11年間の研究期間中、死亡率に変化はありませんでした。
最も大きな成果は、がん検診で新しいガンの発生が27%低かったことと、家族にガンの履歴がある男性で14%ガンの発生が低かったことです。
アメリカで多い、前立腺癌の有意な減少は認められませんでしたが、すべてのガンのタイプをトータルすると12%減少しました。
この研究で用いたサプリメントは、セントラムシルバーです。(一般的なストアブランドのひとつです。)
ただしこの研究が行われた1997年からビタミンD3の含有量は、400IUから500IUに、ビタミンAの含有量は5000IU(50%のベータカロテン)から2500IU(40%)のベータカロテンへ変わっています。
また、新製品には、ルテインとリコピンは含まれています。
コンシューマラボ(アメリカのサプリメントを評価する第三者機関)の研究者の評価では新しい成分配合の方が良いとしています。
また同じ研究では、プラセボマルチビタミンを取って男性でも、本物を摂取した男性の間でも心血管疾患、心臓発作、脳卒中、心臓疾患による死亡率に関しては効果は見つかりませんでした。
胃腸不調、疲労、眠気、皮膚の退色、片頭痛といった症状とは無関係でしたが、皮膚の発疹のリスクが7%増加しました。
マルチビタミンの摂取で心血管疾患、癌、またはその他の原因による死亡のリスクを減らすという証拠はほとんどありません。
それにもかかわらず、7年以上にわたる研究の結果、マルチビタミンを使用した50歳から79歳の女性では、浸潤性乳癌による死亡リスクが30%低いことがわかりました。
年齢、人種、他のサプリメントの使用等も考慮しましたが、実質この推定値は変わりませんでした。
残念なことにこの研究では、使用されたマルチビタミンの配合を評価していなかったので、どの成分や組み合わせが最も低い死亡率と関連していたは不明です。
マルチビタミンの標準配合基準はありません。そのため、ブランドにより大きく異なります。
実際に性別、健康状態、および他のいくつかの要因で、必要なビタミン、ミネラルは違うのでひとつの製品がすべての人にベストではありません。
またマルチビタミンは、品質に大きく依存します。
マルチビタミンには多くの成分がふくまれていますが、状態を悪化させる可能性があることも良く知っておくべきです。
可能性として、ボトル内の成分の成分と量は、ラベルに記載されているものと一致していないかもしれないということを考慮しておくべきです。
そして、多くのミネラルやハーブ製品と同様に、マルチビタミンも鉛や他の毒素で汚染されている可能性があるというリスクもあります。
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