テストステロンの不足が原因のメタボリックシンドロームには、テストステロン補充療法が有効です。
2013年10月15日付けのthe International Journal of Clinical Practice の記事です。
ボストン大学大学院のアブドルマジェド・トレイシュ博士のグループの研究です。
テストステロン療法が、性腺機能が低下した男性のメタボリックシンドローム及び関連する心血管疾患のリスクを下げることが分かりました。
この研究では、33歳から69歳の255人の男性で血漿総テストステロンのレベルが低い男性を対象に行われました。
すべての人は、研究期間の開始時と6週間目、その後12週間毎に5年間に渡りテストステロンを投与されました。
体重、身長とウエストサイズを各時点で測定し、血液中の脂質、空腹時血糖値、ヘモグロビンA1c 、 C反応性タンパク質(CRP 、炎症マーカー)および肝酵素を測定しました。
11人を除いて、ウエストサイズが大きい、、高血圧、脂質およインスリン抵抗性を含む三つ以上のメタボリックシンドローム症状を持っていました。
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テストステロンによる治療により1年以内にホルモンのレベルは倍増しました。
その後、観察期間中は持続しました。
平均して、治療前の総コレステロール値は282mg/DLから、2年後には188mg/dlに低化しました。その後も安定していました。
同様にLDLコレステロール値と中性脂肪は低化し、一方HDLコレステロール値は上昇しました。
さらに、脂質レベルも良くなり、収縮期および拡張期血圧も低下しました。
又、空腹時血糖値、ヘモグロビンA1c 、CRP 、肝酵素値も低下しました。
著者は、長期にわたるテストステロン療法は、
テストステロンの生理的レベルを復元し、様々な臨床上のメリットがあることを示していると述べています。
この研究は、5年もの長期にわたり、テストステロン療法を続けたと言う点において過去の研究とは違います。
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博士は、性腺機能低下の男性に対するテストステロン療法は心血管疾患のリスクを減らすのに役立つかもしれないと結論していますす。
テストステロン値は、血液検査ですぐわかります。自由診療で健康保険の対象ではありませんが、私が行っているクリニックでは7000円くらいです。40歳過ぎたら年に1回は検査して、自分のトレンドを把握しておくことが大切です。
急激な低下の場合は男性更年期症状(LOH)の専門医に相談すべきです。
私の場合も、DHEA値やテストステロン値を定期的に検査してトレンドを把握していたので、原因不明の全身痛が発生した時に、男性更年期症状ではないかとピンときました。
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