チェリオス、オートミール、オートフレークやスチールカットオート麦のようなオート麦ベースのシリアルは毒素で汚染されているというのは本当でしょうか?
残念ながら本当です。
米国で購入したオート麦ベースの穀物の研究では、70%が真菌毒素オクラトキシンAで汚染されていたことがわかりました
オクラトキシンAは、潜在的発がん性物質であり、神経毒性や免疫抑制作用があり、でき、生殖システムへの危害を引き起こす可能性があります。
アイダホ大学の研究者は、2012年から2014年の間に様々な米国の都市で地元のスーパーマーケットから朝食用シリアルを購入して489のサンプルをテストしました。
オート麦ベースのシリアルは、42%、小麦ベースのシリアルは32%、トウモロコシベースのシリアルは15%、米(コメ)ベースのシリアルは15%がオクラトキシンAに汚染されていました。
朝食用シリアル |
EUでは、1グラム当たり3ナノグラムの汚染の上限値の設定がありますが、多くは上限値は超えていませんでした。
しかし、オート麦ベースのシリアルの16サンプルは上限値を超えていました。
オーガニック製品と通常の品との間に統計的な差はありませんでした。
他の国で行われた研究では、一般的に朝食用シリアルはオクラトキシンAは高いレベルで汚染されていました。
オクラトキシンAはEUを含む多くの国で規制対象になっていますが、アメリカでは規制値がありません。
一般的には、生の素材で5ng/グラムであり、加工製品で3ng/gです。
オクラトキシンAは、水分や熱にさらされ時真菌(カビ)により製造されます。
製造、保管、および輸送の様々な段階で発生する可能性があります。
残念ながら、毒素は、200度Cに加熱した場合であってなくなりません。通常の食品加工又は調理条件下で破壊することは困難です。
欧州連合(EU)では体重1キログラム当たり5ngの、オクラトキシンAの厳格な耐容一日摂取量を提案しています。
今回の調査で最も汚染されたオート麦ベースの穀類中のオクラトキシンAの量は1グラム当たり9.3 ngでした。
朝食で30グラムオート麦のシリアルを摂取するとオクラトキシンAは279ngが含まれます。
体重50KGの人の上限値は、3ngX50=150ngですので大幅にオーバーしています。
重要な点は、小さな子供たちが様々な穀物製品から知らず知らずのオクラトキシンAを摂取している可能性があることです。
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